2019年6月26日にオルネット公式ウェブサイトにて「【追記】NHKの今治タオルに関する一部報道について」を掲載後、NHKからも公式に番組で取り上げた会社ではないと表明して頂き、多くの方に誤報であったとご理解頂けたようですが、一部の方から新たにSNS上で疑惑を投げかけられていますので当社の見解を掲載致します。

 

1.関連会社・元請け企業の疑惑について

 

当社と賃貸契約者の関係性について「名前が似ている」、「工場が近い」等の理由から憶測で、「間接的に家賃収入で搾取している」、「犯罪企業に加担している」、「今治タオルブランドを毀損している」という目に余る投稿を一部の方から頂いておりますが、改めましてNHKも公式に表明している通りそのような事実はございません。

 

また、公的な調査能力を有していない、取材許可も得ていない一個人の投稿を鵜呑みにし、賃貸契約者と契約者に付随するすべての関係者(社員、他の技能実習生含む)を確たる証拠もないまま安易に危険に晒してしまう行為の方が問題であると当社は考えています。
皆様には、万が一それが事実ではなかった場合の可能性も考慮したうえで投稿して頂ければ幸いです。

 

今回の騒動は、複数の問題が複雑に絡んでおり、ウェブ上では特定騒動にまで発展しておりますが、誤報により被害を被った側としては大変な恐怖であり、このようなことは二度とあってはならないと感じています。
しかし、当社としまして、事実の追及については正しい手順で行う必要があると感じていると同時に、法人の問題に対する事実というものは、公的機関の適正な調査によってのみ明らかにされるものであると考えておりますので、公的機関から正式な開示要請があればいつでもご協力させて頂く所存です。

 

現在の当社の対応としましては、賃貸契約者に事実確認をとっておりますが、NHKの放送内容と主張が相違している箇所があり、公的機関からも調査は入っているそうですが正式な調査結果が明らかにされていないことから、二次的被害を防ぐためにも情報の公開は致しかねます。
もしこの公表をご覧になっている方の中で、まだ疑問を感じておられる方、自己利益ではなく本当に真実を追求したい、真相解明に協力したいと感じておられる方がいらっしゃるのであれば、公的機関に報告することこそが個人が行える適切な処置ではないかと思います。
何卒ご理解頂きますようよろしくお願い申し上げます。

 

2.警察署へ捜査を要求した件について

 

既に犯罪予告や、現地で写真撮影を行い、公的な手段を選ばず、憶測と偏見のみで明らかにそれが事実と誤認するかのような文面を投稿されている方も確認しており、当社に関わるすべての関係者に万が一があった後では遅いと判断し、一企業として関係者を守る責任も生じることから、もしものことがないようにと証拠に基づいた捜査の要求をしています。
ならびに、現在被害を被っている当社が最初に行動を起こすことで、同業他社の皆様に対する嫌がらせの抑止力にも繋がると判断した結果となります。

 

3.報道内容について

 

今治で生産されているタオルだけでも今治タオルというブランドも含め、多くのジャンルがあり、それぞれの生産工程に分かれて会社が異なることも珍しくありません。
複雑な業界を一括りにまとめ、まるで業界全体が放送内容のような会社であるかのように報道し、その事実を団結して隠蔽しているかのように見せたNHKをはじめとしたメディアには極めて遺憾に思っており、当社が番組を拝見した中でも、放送内容のいくつかは作り込まれたものであると発覚しています。
BPOに抗議をした上で、適切に対応を行っていく所存です。

 

4.今後のSNSについて

 

当社は、騒動により全国から注目をされている上に、たとえ匿名性が強いSNSで投稿に発言の自由があったとしても、影響力を考えれば立派なメディアであると認識しています。
現在、社内に対策委員会を設け、24時間体制でウェブ上の風評被害を監視しており、当社が証拠となり得ると判断したものについては大小に関わらず取得しています。
既にお取引先様のご契約にも実害が生じており、昭和26年から社員全員で守り抜いてきたブランドイメージにも影響がでていることから、該当者は速やかに削除・訂正を行って頂きますようお願い申し上げます。

今後は、投稿に公平性が欠ける、悪質であると当社が判断した場合については、他の応援してくださる皆様へご迷惑がかからないよう適切な処置を施し、一切投稿に関する返信も致しかねます。

オルネット、森清タオルは、今後とも皆様と共に歩んでいく所存ですので、ご愛好賜りますようお願い申し上げます。